電気ケトルで重いやけども、特に乳幼児がいる場合は扱いに注意しよう
2017年12月13日に、消費者庁が「炊飯器や電気ケトル等による、乳幼児のやけど事故に御注意ください」という案内を出しています。
表題のように、電気ケトルの扱いに関しても注意を促しています。
問題となっているのは、主に乳幼児を中心とした子供のやけどや事故についてです。
そして、電気ケトルは、炊飯器や暖房器具の割合と比べて被害の程度が大きいとも発表されました。
小さな子供がいる家庭の場合は、電気ケトルの置き場所、使い方、配線等も含めて、今一度見直しましょう。
場合によっては、小さな子供がいる家庭では使わない、という選択肢も考慮する必要があります。
また、乳幼児等がいる場合は、転倒時に湯こぼれしにくい製品を買うなど、購入する製品選びにも一考しましょう。
以下、消費者庁が発表した2つの事例です。
『【事例4(電気ケトル)】
テーブルの上に置いていた電気ケトルのコードを子どもが引っ張って、ケトルが下に落ち、お湯が飛び出して受傷した。手、指、腕から背中にかけてII度のやけどを負った。
(医療機関ネットワーク、事故発生:平成 29 年6月、0歳、中等症)
【事例5(電気ケトル)<公益社団法人日本小児科学会に寄せられた事故情報>】
常時、電気ケトルを床の上に置いて使用していた。
具体的な発生状況は不明であるが、保護者が激しい泣き声に気付いて居間に戻ったところ、子どものすぐそばに電気ケトルが横たわっており、熱湯のたまりの中に子どもが腹ばいになっていた。
(日本小児科学会 傷害速報8、事故発生:平成 22 年10 月、0歳、要入院)』(消費者庁『炊飯器や電気ケトル等による、乳幼児のやけど事故に御注意ください 』より)